こんにちは、かつだむ(@tonkatsufarm1)です。
今回は、「SPIテストセンター全通の僕がやったこと」を紹介します。
新卒はもちろんのこと、転職でも避けて通れないのがSPIを始めとした「適性検査」です。
適性検査はザックリ言うと「応募者の能力や人間性を見るためのテスト」ですが、その中でもテストセンターの対策は非常に重要です。
そこで今回はSPIテストセンターで全ての企業に通った自身の経験を基に、適性検査で失敗しない方法をまとめてみました。
自慢みたいになってしまいますが、僕のSPIテストセンターの結果はリクルーターの方から「かなり高得点だった」と言われたので、少しは参考になると思います。
本記事の内容を要約すると以下の通りです。
✔SPIテストセンターとは「不正のできない、かつ導入している企業の多い適性検査」
✔受検前の心得
- 早めに良い結果を出してエントリーシートと面接に専念しよう
- 頭が良くてもぶっつけ本番は死ぬ
✔高得点を取るために実際にやったこと
- 参考書で解き方のパターンやメモの使い方を頭に叩き込む
- エントリーが始まったら「練習企業」を探す
- 1日連続受検によって最高の結果を残す
- ひたすら受検結果を送信するだけであなたは「能力が高い」と判断される


そんな方の参考になれば幸いです。
SPIテストセンターの概要
SPIとは
「SPI」は適性検査の一種で、就職活動における選考の一種として用いられています。
適性検査には「玉手箱」「SCOA」などもありますが、僕の受けた範囲ではSPIを導入している企業が多いという印象でした。
特にテストセンターでの受検では100%SPIでしたし、とりあえずはSPIの対策を取りつつ、第一志望群の企業のテスト形式に合わせた対策を取っていくのをおすすめします。


ただ志望度の高い企業に落ちたら元も子もないから、しっかり志望度の高い企業の最近のテスト形式も調べておこう!
テストセンターとは
「テストセンター」とは適性検査の受検形式のことで、全国各地にある受検会場に行って、そこにあるパソコンでテストを受検する形式です。
この形式の最大の特徴は「絶対に不正ができないこと」です。
受検会場に私物は持って入れませんし、受検中も職員の厳しい監視の目があります。
その信頼性の高さ故に、導入している企業は非常に多いです。
テストセンター以外の受検形式としては「WEBテスト」「ペーパーテスト」などがありますが、テストセンターに比べるとそれほど頻度は多くありません。
感覚的には「WEBテスト:テストセンター=3:7」ぐらいの感じでしょうか。
なので優先度はテストセンターの方が高いと思います。
ここだけの話、WEBテストは不正をする人が多いので頑張るのがバカらしいんですよね…。


しかも導入している企業も多いから、勉強しておく価値があるね。


SPIテストセンターを受検する前に意識すべきこと
①早めの対策が何より大事(面接やエントリーシートと被らないように)
SPIテストセンターを受検する前に意識するべきことの1つ目は「とりあえず早めに対策を取る」ということ。
企業にもよりますが、SPIテストセンターは就職活動のかなり初期の段階で受検することになります。
僕の時は「適性検査の受検とエントリーシートの提出が完了した段階でエントリー完了」という企業が多かったですね。
具体的な時期で言うと、「3月からエントリー開始で、エントリーシートとSPIテストセンターの受検期限が3月下旬」という感じです。
「就活は3月から始めればいい」という考えの方もいるかもしれませんが、できれば2月からSPIの勉強だけはしておいたほうがいいです。
3月のエントリー開始と同時に「企業の説明会」「エントリーシートの作成」に追われてしまい、ゆっくり勉強する暇もありませんからね。



②どんなに頭が良くてもぶっつけ本番はやめておいたほうがいい
SPIテストセンターを受検する前に意識するべきことの2つ目は「ぶっつけ本番は絶対にやめたほうがいい」ということ。
SPIテストセンターは出題する問題の傾向が決まっているので、一通り問題集をやるだけでも飛躍的に点数が伸びます。
「どんな問題でも素早く論理的に答えを導ける」という絶対的な自信がある方でも、勉強すれば点数が伸びるはずです。
だから、せめて1回だけでも参考書を解きましょう。




SPIテストセンター全通に向けて実際にやったこと
①まずは参考書をやって解き方のコツを叩きこむ
SPIテストセンター全通に向けて僕が実際にやった1つ目のことは「まずは参考書をやって解き方のコツを叩きこむ」ということ。
SPIテストセンターでは正確性はもちろんのこと、かなりのスピードが求められます。
そしてスピーディーに問題を解くには、パターンを覚えることが大事です。
問題を見て「これは図表の読み取りだ!」「これは推論だ!」と瞬時に判断する。
そして、その問題に合わせた解き方を当てはめていくんです。
メモもうまく活用し、「この問題ならまずこの図を書く!」という風に覚えておきましょう
ちなみに、僕は同じ参考書「これが本当のSPI3テストセンターだ!」を3周ほどしました。
とりあえず1冊買うならこれで間違いないと思います。
解き方の解説も丁寧ですし、僕はこの本だけで高得点を取ることができました。
特に、それぞれの章の最初にある「ここがポイント!」という部分はめちゃくちゃ参考になります。
僕が3周も参考書を解いた理由は、第一志望の企業のボーダーが高いという噂もありましたし、何よりテストなんかで落ちたらバカらしいからです。
面接すらしてもらえないなんて悲しすぎます…。
そして、参考書に取り組むにあたって意識したのは以下のようなこと です。
- 1周目:パターンを叩きこむ
- 2週目:スピードを意識して解く
- 3周目:苦手な問題を中心に復習


本番でもメモ用紙は使えるから、「どんな問題の時にどんな図を書いて情報を整理するか」「その図からどう考えるか」というトレーニングをしておくと役に立つよ。



②エントリーが始まったら練習受検できる企業を探す
SPIテストセンター全通に向けて僕が実際にやった2つ目のことは「練習受検できる企業を探す」ということ。
先ほども言ったように、実際に受検してみると参考書だけでは太刀打ちできない問題が出てきたり、初めてのSPIテストセンターに緊張してしまったり、本番では何が待ち受けているか分かりません。
ただ安心してください、SPIテストセンターには最高の制度があります。
それは「使い回し」です。
ご存知の方も多いとは思いますが、SPIテストセンターは結果の使い回しが認められています。
要するに、1度良い結果を残せばそれ以降に受検する企業は結果を送信するだけでいいんです。
なので、第一志望の企業のテストに1発勝負で臨む必要はありません。
「練習企業を何度か受検して最高の結果を出す ➝ その結果を第一志望の企業に送信する」というのが理想的ですね。
僕も第一志望の企業には結果を送信しただけでした。




そこで合格すれば第一志望の企業にも安心して使い回せるもんね!

練習企業のほうがボーダーが低かったら落ちることもあるとは思うよ。


あと、SPIテストセンターの結果は「最後に受検した企業のものだけが残る」ということを忘れたらダメだよ。

良い結果を消しちゃったらもったいないもんね。
③連続受検して最高の結果をキープする
SPIテストセンター全通に向けて僕が実際にやった3つ目のことは「練習企業を連続受検する」ということ。
SPIテストセンターの受検に「1日1回」という決まりはありません。
SPIテストセンターの会場が家から近い人はまだしも、遠いなら何回も行くのはしんどいです。
さらに、SPIテストセンターではわりと同じ問題が出ます。
なので連続で受ければ、同じ問題が出た時即答できますし、スピードが求められるSPIテストセンターではかなり有利に働きます。
とはいえ、受検の予定をガチガチに詰めてしまうと「出来が良かったからこの結果をキープしたいのに、次の受検のキャンセルができない!」という事態に陥りかねません。
SPIテストセンターは受検の1時間前までキャンセルができますから、予約と予約の間に最低1時間半は休憩時間を挟んだほうがいいと思います。
イメージとしては以下のような感じです。
さて、ここで思うのが

ということでしょう。
一般的に「出題された問題の難易度で判断すればいい」と言われています。
というのも、SPIテストセンターは正答率に応じて出題される問題の難易度も変わる仕組みになっており、「正解すれば難易度が上がる」「間違えれば難易度が下がる」という傾向があるからです。
「難しい問題が出る=そこまでの正答率が良い=使い回せる!」ということですね。
だから「難しくて時間が足りなかった…。」という人のほうが実は評価が高いのです。
一般的に以下の表のような出題傾向であれば高得点が期待できると言われており、実際に受検した経験上、それほど間違ってはいないと思います。
SPIテストセンター高得点の目安 | |
言語 |
|
非言語 |
|
英語 |
|
構造把握 |
※判別不能※ |
僕が「高得点だった」との評価を受けた際の出題傾向は以下の通りです。
赤文字の部分は、上の表とは異なる部分です。
これを見ると「言語の長文で抜き出し問題」「推論が多い」という指標は怪しいかなと思います。
抜き出しは難易度が上がるので指標として使えるかもしれませんが、推論の数は気にしないほうがいいかもですね…。
実際に高得点だった際の出題傾向 | |
言語 |
|
非言語 |
|
英語 |
|
構造把握 |
※判別不能※ |
この中でも特に「言語で長文が出る」「非言語の最初に表の4タブ」というのは信頼できそうだと思っています。
「出来が悪そうだなー」と思った時は絶対に出てきませんでしたから。
能力検査は「言語➝非言語」の順なので、言語で長文が出たら非言語も頑張る価値があります。
その後の非言語で最初に4タブが出たら激アツです。
僕はその激アツ展開の結果をあらゆる企業に使い回しましたが、結果は全通でした。
※ちなみに、問題数の時計は9時のあたりでタイムアップでした。
SPIテストセンターは「能力・性格」の2つだけの企業がけっこう多いのですが、中には「英語・構造把握」を受検しなくてはならない企業もあります。
特に商社に多いですかね…。
英語・構造把握は参考書自体も少ないのですが、何より高得点の基準が曖昧なのが怖いんですよね。
僕は先ほども紹介した「これが本当のSPI3テストセンターだ!」にある英語と構造把握の問題だけで頑張りましたが、意外と難しいです。
SPIの英語は単語力がとにかく大事なので、もし十分に時間があるなら単語を覚えましょう。


同じ問題が出てきたら勝ちだからね。


次同じ問題が出てきたら分かるようにしておかないとね。




以下の記事では「簡単に受けられる練習企業」をピックアップしているので、ぜひ参考にしてみて下さいね!
④最高の結果を使い回す
さあ、自分が納得のいく結果を残すことができたら後は「最高の結果をひたすら使い回すだけ」です。
この状況になればかなり就活も楽になります。
もしSPIテストセンターの受検を求められても

そんな気持ちで送信するだけです。
なるべく早い段階(3月の上旬)でこの状況になれば、あとはエントリーシートや面接に専念できます。
エントリーシートで落とされることはあまりないかもしれませんが、面接にも繋がるのでいい加減なことを書くと後々困ります。
そういう意味でも、エントリーシートをじっくり作成できるのはかなり有利です。


でもSPIテストセンターの受検も3月以降の企業が多いから、それまでにとりあえず解き方をマスターしておこう!



まとめ
今回は「SPIテストセンター全通の僕がやったこと」を紹介して、以下のような内容でした。
✔SPIテストセンターとは「不正のできない、かつ導入している企業の多い適性検査」
✔受検前の心得
- 早めに良い結果を出してエントリーシートと面接に専念しよう
- 頭が良くてもぶっつけ本番は死ぬ
✔高得点を取るために実際にやったこと
- 参考書で解き方のパターンやメモの使い方を頭に叩き込む
- エントリーが始まったら「練習企業」を探す
- 1日連続受検によって最高の結果を残す
- ひたすら受検結果を送信するだけであなたは「能力が高い」と判断される
SPIテストセンターを含め、就活は情報戦です。
後悔しないように、常に色んな情報にアンテナを張っておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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ではまた!