今回は、メタリックナノパズルの組み立て・作り方のコツについて解説していきます。
要点は以下の通りです。
✔基本的な注意事項
✔作成時のコツ
本記事では、上記の要点について具体的に解説していきます。


そんな方の参考になれば幸いです。
メタリックナノパズルのコツ「基本編」
説明書通り作る
メタリックナノパズルを作る上で1番のコツ。
それは、ズバリ「説明書通り作る」ことです。

そんな感じですよね。
でも、これが本当に重要で、基本的に説明書をしっかり読んで手順通り作ったら、大きな間違いをすることはありません。
というのも、メタリックナノパズルの説明書はとても親切なんです。
作成手順はもちろんのこと、難易度が高いポイントには注意書きもあります。
後述する裏表についても「色分け」という形でしっかり表現されていて、非常に分かりやすくなっています。
以上のことより、説明書通り作るのが1番大事なのはいうまでもありません。
まずは「説明書に忠実に」ということを念頭に置いておきましょう。
失敗しないためにはこれが1番重要です。
パーツの裏表に注意する
上記の「説明書通り作る」という部分でも少し触れたのですが、メタリックナノパズルのパーツには裏表があります。
「パーツの表=完成時に見える部分」「パーツの裏=完成時に見えない部分」という感じです。
そして、この「パーツの裏表」を間違えて作ってしまうと


そんな残念なことになってしまう可能性があります。
実は、僕も何度か間違えたことがあります…。
いつも無理やり戻そうとするのですが、成功したこともあれば、パーツを壊してしまったこともあります。
せっかく作るんだから、「完成した時に裏面が見えている」「パーツが壊れている」なんていう、悲しいことにはならないように。
裏表には十分に気を付けて下さい。
※中には裏表の違いがないパーツもありますが、基本的に裏表はあると思って注意しながら作るのがおすすめです。
シートは説明書通り並べておく
メタリックナノパズルの説明書には「メタルシートの絵」が描かれていて、それぞれのパーツには番号が割り当てられています。
説明書の手順はこの番号に沿って書かれているので、この「メタルシートの絵」は作成中に何度も見ることになります。
というのも、メタリックナノパズルを作る基本的なサイクルの中に、「メタルシートの絵でパーツの位置を確認する」という手順があるからです。
※以下メタリックナノパズルを作る手順のサイクル。
- 次の手順で必要なパーツを確認
- メタルシートの絵でパーツの位置を確認して、パーツを取り外す
- 手順通り作成する
- 1へ戻る
この手順の中で最も時間がかかるのはもちろん「3」の行程ですが、パーツが多いと「2」の行程もなかなか時間を取られます。

そんなことが起こりがちです。
完成までは何回もこのサイクルを繰り返す訳ですから、効率よく作成するためにも「2」の行程の時間は短縮したいですよね。
パーツを外すだけですから
そこで大事になってくるのが、「シートを説明書通り並べておく」ということ。
説明書通りに並べておけば、説明書の絵で確認してすぐ、シートからパーツを取り外す作業に移れます。
実際のシートのパーツの位置関係が、説明書の絵と同じですから。
あと、説明書通り並べておくもう1つの利点として、「パーツの裏表を間違えにくい」という点が挙げられます。
メタリックナノパズルは基本的に「シートの表=パーツの表」という風になっています。
つまり、説明書の絵の通りシートを並べておいて、そのままパーツを取り外せば、常に「パーツの上面が表」という状態で取り出せるということ。
「取り外したまま机に置く⇒上にある面が表」という風に覚えておけば、多少裏表の間違いはマシになるかもしれません。
裏表を間違える危険性については1つ前の項目で書いた通り、綺麗に完成させる為にも絶対に避けたいミス。
そういった意味でも「シートを説明書通り並べておく」というのはとても重要です。
メタリックナノパズル作成時のコツ
切り離す時のコツ
メタリックナノパズルを組み立て始める時にまずやること、それはシートからの「パーツの切り離し」です。
パーツの切り離しは、完成した時の仕上がりに影響を与える重要な作業。
綺麗に仕上げたいのなら、しっかりケアしておかなければなりません。
では、綺麗に仕上げるために、切り離す時は何に気を付ければいいのか。
コツとしては「ニッパーを使う」「パーツギリギリを攻める」の2つが挙げられます。
パーツ切り離しのコツ①「ニッパーを使う」
1つ目のコツは「ニッパーを使う」ということ。
まず前提として、シートからのパーツの切り離しは手でも可能です。
僕も最初は手で曲げてパーツを切り離していました。


そんな考えでした。
でも実際は


そんな酷い状況でした。
そこで、藁をもすがる思いでニッパーを購入。
結果として、切り離すのにかかっていた無駄な時間はほぼ0になり、バリや曲がりといった問題も難なく解決。
もっと早く買っておけば良かったと、本当に後悔しました。
これからメタリックナノパズルを作るつもりなら、ニッパーだけでも買っておくことをおすすめします。
パーツ切り離しのコツ②「パーツのギリギリを攻める」
パーツを切り離す時の2つ目のコツは、「パーツギリギリを攻める」ということ。
ニッパーを使用するという前提で話を進めますが、いくらニッパーがあるといっても、適当に切り離せばバリが残ってしまいます。
そこで意識してほしいのが「パーツギリギリの接続部分を切り離す」ということ。
当たり前といえば当たり前のポイントですが、これを意識すれば仕上がりが綺麗になります。
専用ツールのニッパーは切れ味も抜群なので、その切れ味を存分に発揮しましょう。
丸み付けのコツ
メタリックナノパズル作成の際に難しいポイントってどこだと思いますか?
個人的に1番難しいと感じるのが「丸み付け」です。
ペンチで丸み付けしようとすると、どうしてもガタガタのカーブになってしまうんですよね…。
正直、完成した時の仕上がりにあまりこだわらないのであれば、丸み付けがうまくいかなくてもそれほど影響はないです。
でも、どうせ作るなら、できるだけ綺麗に仕上げたいですよね。
では、どのようにして綺麗なカーブを作るか。
コツは「棒を使う」こと。
棒といっても専門のものを使う必要はなくて、家にあるペンで十分です。
具体的な方法は以下の通りで、曲げたいパーツに棒を沿わして、パーツを徐々に曲げていくだけ。
※パーツによって求められる曲率が違うので、思い通りの曲率になるように徐々に曲げていくのがポイント。
これならガタガタのカーブになることもないですし、専用の道具が必要な訳でもないので手軽です。
タブを固定する時のコツ
メタリックナノパズルの特徴として、「ハンダや接着剤が不要」という点が挙げられます。
では、どのようにパーツ同士を固定するのか。
実際にメタリックナノパズルを作った経験がある方であればご存じでしょうけど、各パーツには他のパーツと固定する為の「タブ」や「タブ穴」があります。
そのタブをタブ穴に通して固定することによって、それぞれのパーツ同士を固定するという仕組みになっているんです。
タブを固定する方法は「ねじる」「折り曲げる」の2通りで、それぞれの固定方法の特徴は以下の通りです。
✔ねじる
✔折り曲げる
要するに、「見た目の折り曲げ」「簡単さ・強度のねじり」といった感じですね。
説明書にも以下のように固定方法が指定されています。
説明書では、完成時に見える部分は「折り曲げ」を指定していますが、うまく固定できない場合は、見た目を犠牲にして「折り曲げ⇒ねじり」に変更するというのも手ですね。
…とは言ったものの

というのが本音でしょう。
そこで、以下に「折り曲げ固定する時のコツ」を2つ紹介します。
折り曲げのコツ①「引張ながら曲げる」
まず1つ目のコツは「引っ張りながら曲げる」ということ。
折り曲げで上手く固定できない原因は、「タブが余ってしまっている」ことです。
このタブの余りが生まれないように、引っ張りながら曲げるのがコツ。
ねじる際にも意識することをおすすめします。
※あまり引っ張りすぎると、タブを壊してしまうかもしれないので程々に!
折り曲げのコツ②「根元を曲げる」
2つ目のコツは「根元を曲げる」ということ。
1つ目のコツと同様、タブの余りをなくすために根元をしっかり曲げるようにしてください。
しっかり根元を曲げるには、専用の工具があると作業効率が段違いです。
以上のコツを意識しながらタブの固定をすれば、比較的「綺麗に・しっかり」固定できるはずです。
曲げる方向の間違いは厳禁
コツという訳ではないのですが、最後に「メタリックナノパズルの作成で1番気を付けなくてはならないこと」を紹介。
色々コツを紹介してきましたが、これが一番大事です。
メタリックナノパズルで一番気を付けなくてはならないこと。
それは、「曲げる方向を間違えない」ということ。
曲げるという作業は、メタリックナノパズルにおいて基本的な作業です。
1個のメタリックナノパズルを組み立てるだけで、おそらく100~200ぐらいの箇所を曲げることになるでしょう。
そして、メタリックナノパズルのパーツは非常に薄い金属。
これだけ薄い金属を曲げるということは、常に破損の危険と隣り合わせです。
もし曲げる方向を間違えて、戻すために反対に曲げようものならどうなるのかは容易に予想できますよね。

「曲げる方向を間違える=死(破損)」という風に認識してもらえればいいかと思います。
では、曲げる方向を間違えないようにどうするか。
それは、この記事の最初に説明した基本的な注意事項「説明書をよく読みながら」「作る裏表の間違いに注意する」「シートは説明書通り並べておく」の3つを守るのが1番だと思います。
特に「裏表の間違い」は、曲げる方向の間違いに直結するので、特に注意が必要ですよ。
ここまで、脅しのように「曲げる方向を間違えることの危険性」を説いてきましたが、実際は1回ぐらい間違えても修正できます。
ただし、複数回間違えると、修正はかなり厳しいかと思います。
1回間違えた時には、普段以上に集中して修正するようにしたほうがいいでしょう。
もし破損してしまった場合、接着剤を使うという方法もあります。
僕はミニオンの髪の毛を接着剤で修正しました笑
意外と分からないもんです、
接着剤を選ぶのであれば、以下のような粘度の低い瞬間接着剤がおすすめです。
粘度が低いと、固まった時の見た目が悪くなるかもしれませんからね。
まとめ
今回は、メタリックナノパズルのコツをまとめてみました。
メタリックナノパズルは、ある程度難易度が高いのも大きな魅力です。
でも、その難易度のせいで敬遠しがちな人がいるのも事実…。
この記事を読んで


そう感じてもらえれば本望です。
実際に必要だと感じた工具についても説明しているので、ぜひ1度ご覧になってみてくださいね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた!