
「原付」は維持費もほとんど掛からず、ちょっと街乗りするなら便利な乗り物。
なにより、「普通自動車の免許を取得すれば乗れる」というのが嬉しいですよね。
その感覚で「旅行に行きたい!」と思う人もいることでしょう。
とはいえ、原付は比較的小さな乗り物なので


そんなことを考える方も多いと思います。
今回はそんなアナタに向けて、主に以下の3点について解説をします。
僕の原付旅行は1週間ほどの短い期間でしたが、経験者としてアナタのお役に立てれば幸いです。
原付で旅はできるのか?
結論から言うと、原付でも旅行はできます!
徒歩や自転車で旅する人もいるぐらいですからね笑
僕も原付で旅をしたことがあるのですが、意外となんとかなるもんですよ!
スーパーカブでの日本一周が人気
引用:本田技研工業HP
原付で旅行をする人々の中で「スーパーカブ」は特に大人気の乗り物です。
僕は普通のスクーターや400ccの中型バイクで旅をしていたのですが、その道中ではスーパーカブで旅をしている人をよく見かけました。
スーパーカブで旅をするメリットとして、以下のポイントが挙げられます。
旅にうってつけのバイクですね!
カブは50ccだけでなく、50cc以上の排気量のタイプも発売されています。
いわゆる「原二」ってやつですね。
この記事では50cc以下の原付について解説しますが、原二にはたくさんメリットもあるので、ぜひ免許の取得をご検討してみて下さいね!
僕も50ccのスクーターで1週間の旅をしてみた
さて、原付で旅に出ようか迷っている方に向けて「僕の経験」を少し紹介しておきます。
旅に出たのは大学生の頃だったのですが、ロクに予定も立てずに出かけました。
予定はザックリと「1週間ぐらい掛けて四国に行く」というお粗末なモノ。
スピードが出せないので、道中では大きいトラックに煽られることもありました。
積載量が少ないので荷物が積めなくて苦労もしました。
道なき道に迷い込むこともありました。
そんな散々な旅でしたが、帰ってきて思ったのは

ということ。
原付での旅を経験してから「迷ったら行動!!!」という前向きな考えになりました。
あと、「小さなバイクでも遠くまで行って帰ってこれた」という事実が自信に繋がりますね!
要するに、「原付での旅を通じて成長できた」ということです。
旅の詳細は以下の記事からどうぞ!
原付での旅行で特に気を付けるべきこと
次に、原付の旅で特に気を付けるべきことをご紹介しておきます。
原付には特有のルールがあったり、その非力さゆえに引き起こされる問題があります。
スピード
まず気を付けるべきは「スピード」です。
原付は30km/h制限があるので、油断していると簡単にスピード違反してしまいます。
旅をするなら移動距離は長くなると思いますが、くれぐれもスピードを出し過ぎないように注意しましょう。
自動車専用道路
次に気を付けるべきポイントは「自動車専用道路」です。
原付は自動車専用道路を走ることができません。
普通に気を付けていれば迷い込むこともないと思います…。
でも、僕は1度ミスしたことがあるんです…笑
まず、自動車専用道路には「有料」「無料」の2種類があります。
有料の自動車専用道路に迷い込んでも、料金所で「原付は通れないよ!」と門前払いされて終わりでしょう。
でも無料の場合は料金所がありません…。
だから「迷い込んだらそのまま自動車専用道路を走ってしまう」ということ。
僕の場合は、幸いにも次の出口が近かったので助かりましたが、迷い込まないようにしましょう。
普通に走っていれば迷い込むことはないと思いますが…。
二段階右折
原則として、原付は3車線以上の道路での「二段階右折」が義務付けられています。
また、原付の右折に関する標識(二段階右折指定、二段階右折禁止)がある場合は、それに従うようにしましょう。
これも違反を取られやすいですからね。
ガス欠
原付は燃料タンクが小さい場合もあるので、「ガス欠」には注意しましょう。
とはいえ、原付は燃費が良いのでタンクが小さくても距離は走れますが笑
ガソリンの携行缶を持っていれば少しは安心ですね!
リュックを背負わない
原付が積載量が少ないのですが、そこで考えがちなのが

ということです。
僕も犯したミスですが「リュックを背負って原付を運転する」のはやめておきましょう。
肩がめっっっっちゃ凝ります。
温泉では肩を揉んでいた記憶しかありません…。
後続車に追いつかれたら道を譲る
原付はスピードが出ないので「後続車に追いつかれたらすぐに道は譲る」という気持ちでいたほうが良いと思います。
煽られて危険な思いをするのは怖いですからね…。
道を譲る手順は以下の通りです。
- 見通しの良い道路まで走る(坂道やカーブでの追い越しを避けるため)
- 左指示器を出してゆっくりスピードを落とす(急減速はNG)
- 追い越されるまで徐行or停車
原付で旅をする時に最低限必要な持ち物
最後に、原付の旅行で最低限必要な持ち物について解説しておきます。
あくまで「最低限」なので、必要に合わせて持ち物は追加しましょう!
絶対に必要な持ち物
まずは「絶対に必要」「これがなきゃ話にならない」という持ち物について。
免許証
免許証は当たり前ですが必須です。
運転にはもちろんのこと、身分証明書としても役立ってくれます。
保険証のコピー
旅先で病院にお世話になる可能性もあるので、保険証も必要です。
失くすのが怖いなら、コピーだけでも持って行くと役立ちます。
自賠責保険証明書
自賠責保険証明書も必須。
原付に乗るなら携帯が義務付けられています。
スマホ
スマホが無ければ、僕は四国の山奥で野生に還っていたかもしれません…。
マップはもちろんのこと、様々な情報を仕入れるのに必須です!
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーも個人的には必須だと思います。
「スマホは必須だ!」と言いましたが、そのスマホも充電が切れたらおしまいです。
宿に泊まる方ならまだしも、野宿の方にはなくてはならない存在です!
着替え
「着替え」も必要です。
持って行くのは最低限の枚数で、洗濯しながら旅をすればいいと思いますよ!
バイクに括り付けて走ればすぐ乾きますからね♪
レインコート
レインコートも必須です。
いつ、どこで雨が降るか分からないですからね…。
風邪をひいたら旅行どころではなくなってしまいます!
スペアキー
スペアキーも持って行くことをおすすめします。
旅先で鍵を失くした場合に備えておきましょう。
野宿やキャンプをするなら必須の持ち物
次に、旅先での野宿やキャンプを考えている人が準備しておくべき持ち物について解説します。
テント
テントがあるだけで野宿の幅がグッと広がります。
意外と無料や格安のキャンプ場があるので、利用しない手はないですね!
寝袋
寝袋は必須です。
夏であろうと、夜中や朝方は冷え込みますよ!
マット
マットがあると快適さが段違いです。
「寝袋だけで大丈夫」という人もいるかもしれませんが、地面からの冷気をシャットアウトするためにも持って行くことをおすすめします!
ブルーシート
ブルーシートorグラウンドシートも持って行ったほうがいいです。
テントの下にこれを敷いておくだけで、片付けがだいぶスムーズになります!
メインの用途はテントの下に敷くだけですが、荷物を包めば雨を防ぐ役割を果たしてくれます!
まとめ
今回は「原付旅」についての記事でした。
原付だからと言って身構える必要はありませんが、注意すべき点もいくつかあると思いますよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた!