こんにちは、かつだむ(@tonkatsufarm1)です。
今回は、「大学院をきついと感じた瞬間」を紹介します。
僕は現在、工学系の大学院(修士課程)に所属しています。
理系は大学院進学率も増えてきており、多くの人が「就職か」「院進か」という選択を考えることになると思います。
そんな方向けに、実際に大学院に所属している僕の目線から「大学院できつかったこと」を紹介し、それを踏まえて「どういった人が大学院進学に向いているのか」を紹介します。
本記事の内容を要約すると以下の通りです。
✔大学院をきついと感じる時
✔大学院進学に向いている人

そんな方の参考になれば幸いです。
大学院に通っていて「きつい」と感じた
①教授にアカハラ、パワハラされた時
これは研究室にもよるんですが、「教授にアカハラ、パワハラされる」のは精神的にしんどいです。
※アカハラについては以下の記事で解説しています。
研究室では基本的に教授から指導を受けることになりますが、高圧的な人だったらやりにくいですよね。
それが嫌で、欝になってしまう人がいるかもしれません。
実際、僕の研究室にも欝になった人がいました…。
「大学院に進学するのは楽しいことばかりではない」、そんなことは分かってるんです。
でも理不尽にきつい言い方をされたり、研究に対して過度なプレッシャーをかけられたりすれば誰でも病みます。
ましてやお金を貰えるでもなく、むしろ支払ってますからね。
もちろん大学院で研究をした経験から得るものはあります。
でも、目に見えるような対価がないとモチベーションが上がらない気持ちはよく分かります。

そんな気持ちにもなってしまいます。
以上のことから、「ある程度ストレス耐性のある人」が大学院進学に向いていると思います。
きつく言われても落ち込まずに頑張ることができる、ストレスを溜め込まずにうまく発散できる、物事をプラスに捉えられる。
そんな人であれば大丈夫でしょう。
あと、研究室選びを失敗しなければ、そもそもそんな心配はいらないですね。
「研究室の選び方」は以下の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
②研究がうまく進まない時
「研究がうまく進まない時」もかなりきついですね。
大学院での研究の進め方は、研究室によって違うと思いますが、基本的には教授と相談しながら進めていくことになります。
なので、定期的に相談することになるんですが…。
成果が出ていなかったりすると

そんな憂鬱な気持ちになります。
教授に叱られながら、解決策が見つかればいいのですが…。
教授に相談しても解決策が見つからないような場合もあります。
そういう時に頭を働かせて「課題を解決する」という能力が、大学院で培うべき最も大事な能力の1つなんでしょうけどね…。
そうは言っても、研究が停滞すると焦りが出てきます。
今の僕がまさにその状況で…。

そんな諦めの気持ちになりつつあります。
あまり思い悩んで、心や体を壊すのはバカらしいですからね。
以上のことから、僕としては「あまり思い悩まない人」が大学院に向いているかなと。
研究者の姿勢としては良くないかもしれませんが、人である以上「健康に生きること」が大事です。
③学会に出る時
「学会に出る時」も様々な試練があります。
大学院では「学会発表」を経験する人が多いと思います。
学会発表といってもただ発表するだけではなく、発表前に前刷原稿を書いたり、発表練習をしたり、当然ですが準備が必要になってきます。
これがけっこうきついんですよね。
研究室によりますが「何度も原稿の書き直しをさせられたり」「発表練習でボロカス言われたり」なんてことがあります。

そんな気持ちになってしまうこともあるでしょう。
正直、僕は

そう思います。
別に断ればいいんですよ。
所属研究室の教授の考え方次第ですけど、「学会に出なかったから卒業できない」なんてことは起こらないと思いますよ。
この件に関して、「資料を作成する」「人前で発表する」といったことが好きな人は、過度に心配する必要はないと思います。
先ほど「別に学会は出なくていい」と言いましたが、同じような機会は社会に出てからもあると思うので、学会発表の経験は無駄にはならないとは思いますけどね。
④共同研究の期限に追われている時
最期に、限定的ですが「共同研究の期限に追われている時」もきついです。
理系の研究室であれば、企業と共同研究している場合があると思います。
共同研究といっても様々で、しっかり研究要素があるテーマをお願いされることもありますが、「実験をお願いされるだけ」みたいな場合もあります。
後者だと特にきついんですよ…。
期限が厳密に決められているので早く取り掛からないとダメですし、かといって直接自分の修士論文に関わるような内容でもない。
そんな状態で実験へのモチベーションが上がるわけもなく、「時間の無駄だ」という気持ちしか湧いてこないです。
という風に、意味のない作業を頼まれる可能性もあるので「力の配分を考えて物事に取り組める人」が大学院に向いていると思います。
大学院の研究に限らないかもしれませんが、常に100%ではパンクしてしまいます。
真剣に考えるべきところは思いっきり頭をフル回転させて、そうでない時は30%ぐらいの力で生きるのが精神的にも楽です。
まとめ
今回は「大学院がきつい時」「進学に向いている人」を紹介して、以下のような内容でした。
✔大学院をきついと感じる時
✔大学院進学に向いている人
大学院に進学して、きついこともありましたが、卒業が近づいてくると「意外と早かったな」という感覚です。
大学院への進学を不安に思う方も多いかもしれませんが、毎年多くの人が卒業しています。
普通に研究していれば大丈夫ですよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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ではまた!