
大学院と言えば、大学卒業後、さらに高度な能力を身に付けるために通う場所。
単に「学位取得のため」という人もいるでしょうけどね。
さて、そんな大学院において「年齢」はどのような意味を持つのでしょうか。


今回はそんな方に向けて「大学院の年齢制限」「実際に大学院に通って感じた雰囲気」をお話ししたいと思います。
結論を言っておくと「年齢制限なんかないし、何歳になっても通うべき」ですよ!
若造が生意気言って申し訳ありませんが、「理由を付けて諦めても後悔するだけ」だと思います。
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一般的な大学院生の年齢
まずは、一般的な大学院生の年齢について。
高校を卒業して、ストレートに大学、博士前期課程、博士後期課程を卒業した場合、以下のような年齢になります。
※医学、歯学、薬学、獣医学など「4年制博士課程」に該当する方は、卒業する年齢が「28歳」になります。
博士前期課程は若い子が多いイメージ
まずは「大学院も若い子が多いんじゃないの?」という疑問について解説します。
前提として、僕は工学系の大学院生です。
なので、全ての学部・学科に当てはまる情報ではないかもしれません。
あくまで参考程度にしてくださいね。
僕が大学院に通って感じるのは「大学院は意外と若い子が多い」ということ。
大学院と言っても、博士前期課程(修士課程)と博士後期課程に分かれている大学が多いと思います。
そして、博士前期課程は、圧倒的にストレートに進学してきた人が多い。
体感ですが、「博士前期課程は8割以上が25歳以下」ですね。
特に工学系は博士前期課程に進学する人が多いからでしょうね…。
僕の学部では、全体の半分以上が大学院に進学しますから。
2013年春の大卒者の大学院進学率(学科別)。20%以上は赤字。理系はべらぼうに高いですな。 pic.twitter.com/Ycm739vseA
— 舞田敏彦 (@tmaita77) October 3, 2014
これが、大学院生全体の年齢をグッと引き下げているんだと思います。
博士後期課程の年齢は様々
博士前期課程は若い子が多かったですが、博士後期課程となると話は別。
意外と、社会人や年配の人もいます。
というのも、理系は博士前期課程で卒業する人が多いからなんです。
そして、社会人になってから「博士」の学位を取得するために、再び大学院に通い始める人が意外と多い。
大学院に年齢制限はある?
次に、「大学院に年齢制限はあるのか?」という疑問に答えていきます。
大学院は何歳でも入学できる
結論から言うと、「年齢制限のある大学院はほぼない」です。
「ほぼ」というのは、世界中の大学院を調べたわけではないから笑
まあ、99%の大学院は「年齢で門前払い」なんてことはないですね。
ただ、あまりに高齢だと「体力」の面できつくなることも考えられます。
その辺は個人にもよるので、あまり深く触れないでおきましょう。
やる気と体力、そして知力があれば大丈夫です!
大学を卒業している必要はある
「大学院の入学に年齢制限はない!」と言いましたが、逆に若すぎると拒否される可能性も。
年齢で拒否されるわけではないですが、大学院は基本的に「学士」の学位を授与された人が進学する場所です。
要するに「大学を卒業した人が通う場所」ということ。
※帰国子女など、例外もありますが。
海外だと「飛び級」があるんでしょうけど、日本では、基本的に高校生まで飛び級が認められていません。
なので、20歳以上での大学院入学が現実的。
それもほとんどないですけどね。
大学院を年齢で諦めるのは間違っている!その理由
最後に、「大学院への入学を年齢で諦めるのは間違っている」と考える理由について解説していきます。
理由①教授だって年配の人が多い
まず、大学院を年齢で諦めてしまう人は「この年齢で研究に付いていけるかな?」という不安があるんじゃないですか?
研究職としてバリバリ働いていた人ならまだしも、未知の世界に飛び込むのは勇気がいります。
でもよく考えると、バリバリ研究をしてる教授って、意外と年配の人も多い。
70歳近くの教授もいます。
教授と言えども、同じ人間。
やる気があって、健康であれば、十分大学院でもやっていけると思います!
理由②むしろシニアが優遇される場合も
大学院によっては、シニア入試がある場合も。
年齢制限が「50歳以上、60歳以上」など、むしろ「シニア大歓迎」といった感じです。
広島大学大学院、明治大学大学院、東京経済大学大学院などが代表的ですね。
理由③諸外国は日本より入学年齢が高い
日本の大学入学者の年齢は、諸外国に比べて低いです。
そして、大学院も同様。
これは日本の「新卒至上主義」に問題があるのだと思いますが…。
少し生き辛い世の中ですね。


なんにせよ、「若いうちに大学や大学院を卒業する」というのは、世界的に見ても少数派。
グローバル化がすすんでいる今、「日本」という狭い枠組みで判断するのではなく、「別に何歳でもいいじゃん」という強い気持ちを持てば、大学院に通うのなんて楽勝ですね!
まとめ
今回は「大学院の年齢制限」「大学院を年齢で諦める必要がない理由」について解説しました!
「カーネル・サンダースの本」にも書かれていますが、道頓堀ダイブが好きなカーネル・サンダースも、65歳からケンタッキーを作り上げました。
何歳になっても挑戦できる人は魅力的ですね♪
僕も「アクティブじいさん」を目指して、日々精進していこうと思います笑
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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ではまた!